水虫を自力で治すのに酢が効果的?濃度、時間など酢で水虫を治す方法
お酢が水虫を治すのに効果があると昔から言われています。
水虫を自力で治したいという方は、お酢を試してみるのも良いかもしれません。
お酢だったら、わざわざ薬を買ってくる必要もなく、家にあるという方が多いですよね。
でも、本当にお酢には水虫を治す効果があるのでしょうか?
水虫を治すのにオススメのお酢の種類
お酢には色々な種類があります。
例えば、穀物酢(米酢、玄米酢、黒酢など)や果実酢(リンゴ酢、ワインビネガーブドウ酢、バルサミコ酢、ザクロ酢など)などの食用のお酢があります。
水虫を治すのには、こういったメジャーな穀物酢や果実酢ではなく、木酢液や竹酢液がより効果があると言われています。
しかし、木酢液や竹酢液が家に置いてあるという家庭は少ないでしょう。
代わりに、家にあって手軽だという点から穀物酢を使って、水虫を治療される方も多いです。
お酢が水虫に効果のある理由
お酢が水虫治療に使われる理由は、酢に含まれる酢酸に殺菌効果や菌の成長を抑制させる効果があるからです。
実際に、お酢には白癬菌(水虫の原因菌)の殺菌や成長抑制の効果があると論文でも発表されています。
学会で発表されているお酢の抗白癬菌の効果は、
「十倍、あるいは百倍に希釈した酢や酢酸の中では水虫の原因となる白癬菌は育たない。」
「白癬菌を40℃の酢に20分間浸すと菌は死滅する。」
といった内容です。
お酢の殺菌効果は、白癬菌だけに限らず、様々な菌に効きます。
- サルモネラ菌
- 黄色ブドウ球菌
- 大腸菌
- 赤痢菌
- チフス菌
- O-157
など多くの菌がお酢に5~30分浸しておくと死滅すると論文で発表されています。
お酢を使った水虫の治し方!時間、濃度など方法を解説
論文や学界でも、お酢の殺菌効果が認められているなら、早速、実践してみたいですよね。
皮膚の弱い方や、体質によって肌に合わない方もいますので、まずは小範囲で試してみることをおすすめします。
その点は気を付けましょう。
では、お酢を使った水虫の治療法を紹介します。
お酢を薄めて治療する方法!濃度と浸しておく時間
お酢と40度前後のお湯を用意します。
お酢をお湯で5~10倍に薄めます。
その中に患部を30~60分くらい浸しておきます。
毎日これを繰り返しているうちに、足の皮がむけて綺麗になってきます。
綺麗になってからも、水虫の原因となる菌が完全に死滅するまでは治療し続けないと再発する恐れがあります。
お酢の原液を使用した治療法
次は、お酢を薄めずに原液で行う治療法です。
お酢を薄めずに、原液のままボールや洗面器に入れて、そこに足を浸します。
お酢の温度は40度くらいに温めておくほうが、効果的にも、また浸しておく足が冷えないという意味でもオススメです。
水虫になっている足を浸しておく時間の目安は10分くらいです。
こちらも毎日続けます。
外から見た目では足がきれいになっても、まだ菌が完全に死滅するまでは治療を続けなければなりませんので、
治療期間はさきほどと同じこちらのページを参考にしてください。
原液を使った方法は、もちろん薄める場合より刺激が強くはなりますので、皮膚の弱い方など何らかの異常を感じたときには早めに切り上げるようにしましょう。
お酢を綿棒などで患部に塗る方法
それほど水虫が進行しておらず、患部が限られている場合(足の指の間のジュクジュク水虫や小水疱(小さな水ぶくれ)が出来る水虫)には、その部分だけにお酢を塗るという方法もあります。
綿棒などにお酢の原液を浸して患部に塗るという方法です。
お酢をスプレーして治療する方法
100均などでスプレー容器を買ってきて、(化粧品などのスプレーが空になったもので代用できます。)
その中にお酢を入れます。
あとは患部にスプレーするだけ。こちらもお風呂上りなど足が清潔になった状態で行うと良いでしょう。
お酢を使って自力で水虫を治す方法まとめ
紹介したどの方法でも、足をしっかり清潔にした状態で行うことが大事です。
足を清潔に保つうえで、生活で気を付けたいポイントは限られています。
>> お風呂、スリッパ、靴下など気を付けたいポイントはこちら
お酢の中でも、木酢液や竹酢液が水虫の治療には良いのですが、その二つのうちでも、竹酢液のほうがより殺菌力が強く、肌にもやさしいと言われています。
また、お酢は確かに殺菌力はあるのですが、殺菌するだけでなく肌への浸透力やダメージといった点が気になります。
やはり、水虫を治すには水虫専用の治療薬を使用することをオススメします。
2019/02/27