かかと水虫(角質増殖型水虫)の症状と治し方!足の裏のガサガサ・ひび割れ
かかと水虫は、足の裏のかかと(踵)に出来る水虫のことで「角質増殖型水虫」「角化型水虫」「足白癬」といった呼ばれ方をします。
かかと水虫は気づかれにくい水虫なのですが、次のような症状がある方は、かかと水虫かもしれません。
- かかとの皮がむける、めくれる
- かかとがガサガサしている
- かかとにブツブツがある
- かかとに白い線が入り、ひび割れている
- かかとの皮膚が白や茶色に濁っている
- かかとの皮膚が固く、厚くなっている
水虫の症状は「痒い」というイメージが強いですが、かかと水虫は痒みがそれほど強くないため、こうした症状があっても水虫だと気づかない方が多いです。
また、かかとの角質が固く厚くなってガサガサしたりひび割れたりする症状は、あかぎれや乾燥、もしくは加齢が原因だろうと考えられてしまうのです。
しかし、かかと水虫は痒みが少なく、水虫だと気づかれにくいからといって、症状が軽いかというと、まったくそんなことはありません。
むしろ、水虫に最も多い足の指の間にできる趾間型水虫と比べると、症状が進行した水虫といえます。
この状態で水虫を放っておいてしまうと、さらに水虫の症状が進行して、爪水虫になってしまうこともあります。
爪水虫は、爪にできる水虫でかかとより治すのが難しく、症状も重くなってしまうので、そうなる前に水虫の治療をすることが大事です。
かかと(踵)水虫の治し方
かかと水虫になると、角質層の奥へと水虫菌が繁殖していきます。
そのため角質層が厚く固くなっていき、肌のガサガサ・ひび割れが酷くなっていきます。
角質層の奥へと菌が繁殖すればするほど、治しづらくなりますし、菌が繁殖して増えれば増えるほど、他の場所に水虫が広がっていく可能性も高くなります。
かかと水虫は治りにくいと言われています。
その理由は、足の指の間や土踏まずといった部位に比べて、かかとの皮膚は、足の裏の中では硬く厚いので、他の部位より水虫薬が浸透しにくく、治すのもそのぶん難しいからです。
といっても、ある程度の期間、根気よく清潔にして薬を塗っていれば治ります。
薬を根気よく(3ヶ月くらい)塗り続けていると、症状は良くなってくるはずです。
ただし、絶対にここで油断してはいけません。
水虫は、見た目の症状が治まってきても、原因となっている菌が死滅するまで薬を使い続けることが完治にはとても重要です。
薬を塗るのをやめてしまうと、数の減っていた菌が再び増殖してしまいます。
どれくらいの期間、水虫薬を使い続ければいいのかは次の記事を参考にしてください。
>> 水虫市販薬は効果がある?繰り返し再発する水虫を完治する薬
また、水虫薬を選ぶときにはポイントがあります。
(さきほどオススメした水虫薬はもちろん、そのポイントを押さえています。)
水虫薬の選び方のポイントを知りたい方は次の記事を参考にしてみてください。
>> 水虫は完治するのか?再発しないために薬を使い続ける期間は?
2019/02/27